スマホ操作の習得に「ゲーム」が有効だった話とリスク管理について
高齢化が進む日本においても、さまざまな技術は進歩していきます。 正直なところ、筆者も昔に比べて新しい知識をインプットするのが大変になってきているのを実感する毎日です。 パソコンも車も、携帯電話も20年前くらいは非常にシンプルで使用方法も覚えやすかった印象ですが、最近は内部で何が起きているのかさっぱりで、機能の一部を覚えるだけでも一苦労。 そんななか、施設に入所している高齢者の持ち物も少しずつデジタル製品にシフトしていっているのを感じます。 リハビリ業務に携わっている方なら、一度は相談されたことがあるかも知 ...
常識を覆せ!リハビリ拒否の60代が【ガンプラ】で劇的に変わるまで
「リハビリ室に行きたくない!」、「あんな子供だましはやらん!」 リハビリの現場、特に介護老人保健施設や療養型病院では、こうした壁にぶつかることがよくあります。 特に、まだお若い60代の男性利用者さんにとって、90代の方々と一緒に童謡を歌ったり、折り紙や貼り絵をしたりするのは、プライドが許さないことも多いようです。 「自分はあそこの爺さん婆さんとは違う」…。そう思ってしまうのは、ある意味で当然の心理ではないでしょうか。 今回は、私が新米作業療法士(OT)だった頃、あるアイテムを使って「頑固なリハビリ拒否」を ...
介護が劇的に楽に!秘訣は「あえてバランスを崩す」こと
毎日、家族の介護で腰を痛めていませんか?「もっと力があれば楽なのに…」と嘆いているなら、それは大きな誤解です。 確かに、ある程度の力は必要ですが、力だけで介護を続けるとあっという間に体を悪くしてしまいます。では、何が必要なのか…。 実は、ベテランの介護職やリハビリ職が涼しい顔で介助できるのは、筋力があるからではないのです。 見るからに簡単そうに介助をしているのは、「人間の体の仕組み」をうまく利用しているからなのです。 あなたは、家族の介助をする時、一生懸命支えようとして、相手をガッチリと「安定」させていま ...
高齢者リハにEMSは効果的?期待しすぎ注意の理由をOTが解説
リハビリ業務に携わっていると、「貼るだけで筋トレ」「座ったままでOK」といったキャッチコピーのEMS機器の効果について質問されることがあります。 テレビやインターネットで多くの商品を目にする機会が増えてきたこと、広告のうたい文句があまりにも魅力的なことがその理由のようです。 やはり、自分で起きたり、立ち上がったり、歩くのが大変になってきた家族のために、少しでも筋肉がつくなら試してみたい、と感じるのはとても自然なことだと思います。 しかし、作業療法士としての視点からお伝えすると、EMSに「筋トレの主役級の効 ...
低反発クッションは本当に安全か?褥瘡のリスクをOTが解説
在宅介護をしているご家族や、施設の職員さんから「寝心地が良さそうだから低反発マットにしました」「腰に優しいと聞いて低反発クッションを使っています」というお話を耳にします。 たしかに、若くて自分でゴロゴロ寝返りができる人にとっては、低反発のやわらかい感触は魅力的です。 しかし、自分で体位変換や座り直しが難しい高齢者にとっては、その「気持ちよさ」がそのまま安心につながるとは限りません。 むしろ、仙骨や尾骨まわりに圧が集中して、褥瘡(床ずれ)のリスクを高めてしまうケースもあります。 本記事では、作業療法士の立場 ...
作業療法士が教える!高齢者の立ち上がり介助と腰痛予防
在宅介護を頑張っているみなさま、立ち上がりの介助で腰を痛めていませんか? 介護の基本動作の一つであり、一見すると簡単そうに見える立ち上がり介助ですが、やり方を間違えると介護者の腰を痛める大きな原因になってしまいます。 実際に、筆者も学生時代の実習で、立ち上がりや移乗動作の介助を繰り返すうちに腰を痛めてしまった経験があります。 しかし、立ち上がりの介助は、教本に載っているような基本を守るだけでも、今よりぐっと楽に、安全に実施できる可能性があります。 この記事では、作業療法士である筆者が、立ち上がり介助の基本 ...
OTが解説!高齢者と高級ソファの落とし穴
自宅に当たり前のように「少しお高いソファ」が置いていませんか。 そして、そのソファに腰掛けた高齢者が、立ち上がれずに困っている場面を見たことはないでしょうか。 見ている側からすると、「いつもは自分で立ち上がれるのに、何をしているのだろう」と思ってしまいがちです。 しかし、このいわゆる【高級ソファ】には、思わぬ落とし穴があるのです。 この記事では、このような高級ソファが在宅介護の妨げになる可能性と、高齢者におすすめしにくい理由を、作業療法士の視点で解説していきます。 介護するうえで意外と見落としがちなポイン ...
作業療法士が解説!認知症高齢者の入浴拒否の原因と誘導方法
認知症の高齢者を介護するなかで、しばしば大きな課題として挙がるのが【入浴】です。 お風呂に入ってもらいたいと思って声をかけても、拒否されたり、ひどい場合には暴言や暴力が返ってくることもあります。 そんな経験をしたことはありませんか? 筆者も作業療法士としてご自宅を訪問したり、施設で介護業務を手伝うなかで、この『入浴拒否』には何度も頭を痛めてきました。 ただ、施設であればまだ良い方で、声をかけるスタッフを変更したり、他の利用者さまが入浴している様子を見てもらい、それとなくお風呂へ誘導するといった工夫ができま ...
作業療法士が解説!慰安的な手技は本当に意味がない?
OTとしてリハビリに関わっていると、ご本人様やご家族様から「体が硬くなって思うように動かせないのに、マッサージをしてもらえない」といった訴えを耳にすることが増えてきました。 デイケアやデイサービスを利用している方のなかには、このような経験に心当たりがある方も少なくないのではないでしょうか。 実際、筆者も会議の場で「マッサージみたいな慰安的な手技は意味がないからやめなさい」「ストレッチよりも歩行訓練をしなさい」といった意見を耳にする機会が増えています。 リハビリ業界の一部では、慰安的な手技から脱却しようとい ...
作業療法士は見た!介護で避けたい危険な歩行介助3選
高齢者の歩行の介助、転倒させるのが怖くて過保護になりすぎていませんか? 在宅介護に限らず、施設で働くプロの介護士さんでも、「転ばせたくない」という思いから、つい自分が全力で支えてしまいがちです。 その気持ちは理解できますし、筆者自身、気を抜くと過剰な介護になりがちです。 しかし、歩行介助の問題は、意外なところに潜んでいるのです。 この記事では、作業療法士として経験した「間違った歩行介助」や「実は危険な歩行介助」の方法と、正しい歩行介助の情報を解説していきます。 正しい歩行介助の理解は必要か? 結論から述べ ...









